「企業は人なり」と言われます。経営者様がおっしゃる経営課題に耳を傾けていると、最初は「不採算事業部が・・・」「金策が・・・」などから始まったとしても、「根本は、結局、ヒトの課題」であることが大半です。つまり、ヒトの問題を解決すれば&防げば、ほとんどの経営課題は発生しないといっても決して過言ではないということになります。
しかしながら多くのヒトに関する課題解決が後回しになっています。それはなぜか?というと、「どうすれば解決するのかわからないから」だと考えます。ヒトは不確定な生き物で「これをやればかならず人間関係がうまくいく」という正解はありません。他の経営資源と違い、ヒトは、時間や労力をかけて対策を講じても成果を得られるとは限らないばかりか、疲弊し、逆に経営資源を失う、つまりマイナスになることも大いに考えられます。中小企業の現場はとても忙しいため、効果が出るか出ないかすらわからないヒトという問題解決のためにコストは割けず、後回しになりがちということになります。そこまではとてもよく身に染みてわかるのですが、後回しにし続けた結果、大変な思いをしている会社様、炎上してしまってその対処に追われて疲弊している経営者様をたくさん今までに見てきました。疲弊が積み重なり病気になってしまったり、自暴自棄になってしまう経営者様もいらっしゃりました。また、自分自身も20代で裸一貫の起業をしてから雇用する職員との関係性で随分悩み、迷い、苦しみました。 つまり、「ヒトの課題」が中小企業の根本的なお困りごとであると考えました。
2-6-2の法則というものがあります。「ヒトの課題」が1つもないという企業様はほぼ無いでしょう。ヒトの課題=火種です。では、どうにかして、その火種が炎上する前に対策が打てないものか。また、炎上防止だけでなく、火種が二度と再発しないように防げたら、もっと本業に邁進できる。それらをお導きするコンシェルジュがいればどんなに安心できるか・・・わたしたちの存在意義はそこにあると考えます。
IT技術の進歩によってサービスの方法は変化しますが、ヒトとのかかわりは決してなくなりません。 その中で、現代では世代間ギャップや価値観、「生き方」そのものも多様化しているので、指導注意の方法も過去のパターンには当てはめるのが難しく、方法もブラッシュアップしていかなければなりません。
わたしたちは人事コンシェルジュとして慈愛のこころをもって会社様に真に寄り添い、企業様のお困りごとの根本解決のご支援をとおして、人と組織が生き生きとし、企業様がよりよくなるご支援をいたします。